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主演の二人がヴェネチアでマルチェロ・マストロヤンニ賞をとったという
『ヒミズ』を観ました ![]() 2011年3月11日以降の日本へのエール? 絶望と希望の物語です 母は男と家を出てしまい たまに帰ってくる父には存在を否定される言葉を受け 普通の真っ当な大人を夢見ていたのに 衝動的に父を殺害してしまった住田 ![]() 父親を殺害した後 残りの人生を『おまけ』とし 悪人を退治しようと夜の街を徘徊する彼を 立ち直らせようとする同級生の茶沢 彼女もまた 親に愛されない家庭環境に育っています ![]() 住田の家の周りでテント暮らしをする 震災で家や仕事・社会的地位をなくした被災者達も それぞれに絶望感を抱きながらも どっこい生きてる優しい大人として ゆるい絆でもって 二人を見守っています 面白いな と思ったのが 冒頭 授業中に先生が 黒板に 夢 だか 希望 だかと書いて スマップよろしく 一人一人は違った花だと 胡散臭く拳をあげて語ります 自分が学生の時にそんな教師がいたって 全然共感出来なかったと思うし もちろん映画の2人にもその言葉は空々しく 嫌悪感を抱くだけ なのですが ラストでも同じ台詞が使われます ただ響きが全くちがうんだなー 絶望を感じた後 やっぱり 人間は希望とか夢とか そんな絵空事みたいな事を信じて頑張るしかないのかな・・・ 昨年の震災以降 テレビのドキュメンタリーなんかでも よく聞く言葉ではあるけれど 人を救えるのはやっぱり人なんだなぁと思いました 日本人が感じた震災の絶望感を 住田の絶望とし 茶沢の希望を この国の未来に重ねたのでしょうか? 設定が極端で暴力的で非現実的 最初はちょっと乗れないなぁと思ってしまったのですが よく考えれば 非現実的だと思っていたような現実なんてざらにあるわけで! 最後に 茶沢が がんばれ 住田! と叫びますが この頑張れという言葉も否定的に取られがちな昨今ですが 単純で いいなぁーと思いました ![]() しんどくても 辛くても 自分から諦めたり 人生をなめたりしちゃいかんな と 最期は 未来を信じて 頑張ろう と思えた映画です 主演の2人のテンションといったら凄かった! Lire la suite » 先日観た 『永遠の僕たち』の中で
主人公のイーノックとアナベルが最も幸せな時間を過ごすシーンで Pink Martiniの『Sympathique』が流れていました 私がフランスに行くぞと決め切る前の年 その頃 毎週あそんでいた仲間たちとのテーマソングでありました Je ne veux pas travailler 働きたくない Je ne veux pas déjeuner お昼ごはんなんかいらない Je veux seulement l'oublier ただただ忘れたいだけ Et puis je fume そして私はたばこをふかす なんか懐かしくって自分の青い春を重ねてしまいました... まあ、この映画の主人公達のような 美しい季節ではなかったけれど それでも なんだかぼんやりとやりたい事が先にあって 目の前にもやりたい事がいっぱいあって 悩んでたけど楽しかったよねーって あの頃が羨ましくも思えました 2012が始まりましたが なんか年の初めにこの曲を思い出してよかった 今年も やりたい事をたくさん目の前に並べて 楽しく過ごせますように 数年後に あの時は楽しかったなぁーって 思い返せる日々を重ねていきたいものです 2012年 初映画!『永遠の僕たち』を観てきました
![]() 最近なんだか多い気がする 余命短い少女と、死に取り憑かれた少年のラブストーリー 主人公のイーノックは見知らぬ人の葬儀に潜り込むのが趣味で 何でも話せる相手はカミカゼ特攻隊で死んでしまった日本兵のゴースト ヒロシだけ というかなり変わった少年 ある少年の葬儀でアナベルという少女と知り合い意気投合するが アナベルは脳腫瘍で余命数ヶ月の宣告を受けていた アナベルの来るべきその日の準備を手伝うと約束し 二人は距離を近づけるのですが... ![]() ストーリーはなんだか聞いた事あるような そんな悲恋ものっぽいのだけど とてもフレッシュでさわやかで後味の良い映画でした ゆうに想像できる悲しいラストが待っているのですが とてもさわやかで生きる事への前向きな気持ちで溢れているし 見終わった後とてもポジティブな気分にさせてくれる いい映画でした Lire la suite » Bonne année!!
Je vous souhaite à tous une excellente année 2012, qu’elle soit pleine de bonheurs et de belles surprises ! あけましておめでとうございます! 本年もどうぞよろしくお願いします;) ![]() Fireworks Studies by Pierre Le Hors ![]() ![]() ![]() 山猫 ; Il Gattopardo(1963) Luchino Visconti 豪華絢爛! 大きなスクリーンで見てこそ!のラストの舞踏会のシーンは圧巻です この映画のアラン・ドロン 人相がどんどん悪くなっていくのが凄い・・・ 小さな息子を突然の事故でなくしてしまったある一組の夫婦の物語
『ラビット・ホール』 ![]() タイトルの『ラビット・ホール』とは 一瞬にしてまるで現実の事とは思えない奇妙な世界に陥ってしまった状態を ふしぎの国のアリスが突然引き込まれてしまったウサギの穴に重ねたという事です まず監督のジョン・キャメロン・ミッチェルが凄く好きです 今までは奇抜な映画が多かったので 今回 一転したなぁ と思っていたけど 作品のテーマというか真ん中に流れる精神みたいなのは相変わらず 人とうまく繋がれない不器用な登場人物達が どうにかもがき苦しんで 問題が解決したり 明るい光が燦々とさす場所に到達したりしないけど 何かしら ささやかな希望を見つけるという・・・ そんな ささやかな物語でした お互いに思いやっているのにうまく行かない 当たり前の幸せな日々を取り戻せない 息子を亡くした夫婦も喪失感の中にいるけれど 事故の相手である高校生の青年もまた 罪を背負ってしまったものとして ラビットホールを彷徨い 別バージョンの素敵な人生がパラレルワールドにあると信じています ![]() ニコール・キッドマンとアーロン・エッカートが夫婦を演じています 彼らはもちろん素晴らしいのですが事故を起こした高校生 を演じている俳優さんが凄くよかった ![]() ニコールキッドマン演じるベッカのお母さん(彼女もまた10数年前に息子を亡くしている)が 悲しみは消して消えないが 時と共に 小さく 軽くなり たまに忘れたりしながらもポケットに入れ持ち続けるのだ という話をするシーンがとても好きです 娘の悲しみに寄り添いたいのにうまくいかない 不器用でとてもチャーミングなお母さんでした あーそれにしても アーロン・エッカートがすき! やっぱ(アゴが)かっこいいー:) ![]() 元町の映画館にて
『サヴァイビング・ライフ』を見てきました ![]() 中年のサラリーマン、エフジェンは 現実には大して美しくもなく 口うるさい奥さんとの2人暮らしに満足しているものの 夢で出会った美女が忘れられない 精神カウンセリングを受け 意識して夢を見る本を探し出し 会社に行くフリをして夢の中に出かけるようになり・・・ まず監督の制作費がたりなくて・・・みたいな言い訳(?)から始まるこの映画 ほぼ写真のコラージュで作られています 夢と現実の境目 を行ったり来たりするこの映画の不思議な世界を作るのにも ぎこちなく動くコラージュの登場人物たちは とても効果的でした ![]() フロイト ユング スーパーエゴがどうとかこうとか 何か意味があるのだろう鶏の頭をもつ中年の裸のおばさんとか 卵を抱える中年おやじ 割れる卵 意味不明の不条理な世界が展開され ワルツのリズムに合わせて主人公は常に寝ているものだから 中盤 気がついたら少し寝てしまいました が 最後はものすごい勢いで 整然と物語がクリアに!! 『夢は第二の人生』 らしいんだけど この映画においては夢こそが本当の人生 って感じでした うーん 前半のはちゃめちゃに比べて 最後のすっきり具合が半端ない 凄い映画! でも仕事帰り 疲れた頭の私にはちと長かった・・・ この監督はスパッと短編で見る方が気持ちがいい のは 私だけ? 『メランコリア』の公開日が、2012年2月17日に決定したそうなな
早く見たいのでポスター集めてみました ![]() ![]() ![]() ![]() 来年だそうですが ラース・フォン・トリアーの世紀末物語 楽しみです・・・ 予告だけでも ドキドキします
『引き裂かれた女 La Fille Coupée En Deux』
昨年 亡くなったクロード・シャブロル監督の最晩年の作品 ![]() まったくオバカちゃんのお話です 博識な妻子ある年上の男と お金持ちのバカボンの間をふらふらしてしまう 美人な若いお天気お姉さんのお馬鹿なお話・・・ こう言ってしまうと身も蓋も無いのではありますが... そこは シャブロル監督 なんとも巧みなわけで・・・ 洒落たエロいサスペンス? 上手なブラックコメディ? に仕上がっています リュディヴィーヌ・サニエの常に半分口が開いたようなお天気お姉さんが おそろしくかわいらしい・・・ ![]() そして何といっても馬鹿丸出しのボンボン ブノワ・マジメル! 爪をかみながら ちょっとでいいから好きになって なんて 上目遣いで・・・ 最高でした 男優賞 あげちゃうね 思わせぶりな ラストシーンが凄く好き 本当に引き裂かれちゃった! シャブロルって本当に初期のものしか見た事ないのだけど きちんと 見ないといけません! ちなみにこの映画 スタンフォード・ホワイト殺害事件 という実際の情痴事件にヒントを得た作品なのだそうです まあ ありそうではある話・・ Lire la suite »
『あしたのパスタはアルデンテ』
![]() 南イタリアの田舎町でパスタ工場を営む一家のもとにローマで学生生活を終えた 末子のトンマーゾが帰郷 兄の社長就任を祝う食事会が行われる前夜 彼は兄に秘密の告白をする 経営学部ではなく文学部を卒業した事 小説家になりたい事 そして自分はゲイである事・・・ 共同経営者と食事会が行われる席で告白をしようとしたトンマーゾを振り切り 話だした兄はなんと 自分はゲイだ と告白 憤慨した父により兄は勘当され、そのまま心臓発作を起こして倒れてしまう トンマーゾは共同経営者の娘とパスタ工場の仕事を始めるはめに陥ってしまい.... いやぁーあまり見る機会のないイタリア映画ですが面白かった! タイトル以外にイタリアらしさはあまり感じないけれど面白くって ちょっとほろっともするエンターテイメントでした 主役のトンマーゾ 大学を卒業したてくらいの設定かと思いますが かなり老けてます ちょっと若めの ジョージ・クルーニーって感じ 実際の俳優さんもオーバー30でした タイトルにアルデンテなんてついてるわりに まったくパスタが出てきません おばあさん役の女優さんがとてもきれいなのですが 嘘っ!ていうすごい展開に驚かされます ええっ?つうくらいのベタなギャグシーンなんかも散りばめられている 楽しい映画でした! Lire la suite »
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