ソフィア・コッポラ監督の新作、『マリーアントワネット』を観てきました。 去年、フランスでギリギリ観る事が出来ず、長ーい間待って待望の日本公開! ソフィア・コッポラが史実に基づいただけのコスプレ歴史大作を撮る、 なんてはずはなく… 予告を観ていると、おしゃれできらびやかな大作映画、という印象を受けますが、 やはり監督が得意とする、ある一人の女性(女の子)の内面を描いた とても個人的な映画で、ソフィアの空気がいっぱいの映画でした。 もちろん、その中には世界中の誰もが知っている歴史的な事実も盛り込まれているし、 たくさんの文献を調べて新たに分かった人物像なんかも織り込まれているとは思うけれど… 歴史の勉強がしたい人にはあまりおすすめしないかも。 映画を彩るシャーベットカラーのマカロンや豪華で美しい数々のお菓子たちがあの時代にあったんだろうか、なんていう無粋な事は考えずに ただその世界にとっぷりと浸って観るのがいいと思われます! 映画にリアリティーを求めるならば、納得いかないシーンも多いかも知れないけれど、 色彩や音楽や空気が生き生きしていて、歴史上の、何だか現実感のない かけ離れた存在をぐっと身近な世界に引き寄せてくれる 埃をかぶった宮廷劇ではなくて現在の感覚で観る事の出来る映画になっているのは さすが、ソフィア・コッポラだなーと思う。 ただ、最後があれよ、あれよという感じで終わってしまったのが残念、かなぁ〜 映画を見る前に変な先入観があってもいけないので… 見た人が居たらこっそり感想を語り合いましょうー それにしても、キルスティン・ダンストが可愛くて仕方ない! 彼女はパーツで見てるとそんなに可愛く思えないのですが、表情とか動きとか、 とにかく魅力的でした。 賛否両論あるみたいですが、私はとても良かったと思います。 あ、あと、やっぱマカロンとかケーキとかクリームとか食べたくなるし、 ヴェルサイユ宮殿、行きたくなっちゃった〜。 ヴェルサイユ貯金、はじめようかしら。
by mkuke
| 2007-01-22 01:06
| Film
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