<   2011年 11月 ( 2 )   > この月の画像一覧

Somewhere out there I'm having a good time.

小さな息子を突然の事故でなくしてしまったある一組の夫婦の物語
『ラビット・ホール』
d0101675_23495026.jpg


タイトルの『ラビット・ホール』とは
一瞬にしてまるで現実の事とは思えない奇妙な世界に陥ってしまった状態を
ふしぎの国のアリスが突然引き込まれてしまったウサギの穴に重ねたという事です

まず監督のジョン・キャメロン・ミッチェルが凄く好きです
今までは奇抜な映画が多かったので 今回 一転したなぁ
と思っていたけど
作品のテーマというか真ん中に流れる精神みたいなのは相変わらず
人とうまく繋がれない不器用な登場人物達が
どうにかもがき苦しんで 
問題が解決したり 明るい光が燦々とさす場所に到達したりしないけど
何かしら ささやかな希望を見つけるという・・・
そんな ささやかな物語でした

お互いに思いやっているのにうまく行かない
当たり前の幸せな日々を取り戻せない
息子を亡くした夫婦も喪失感の中にいるけれど
事故の相手である高校生の青年もまた
罪を背負ってしまったものとして ラビットホールを彷徨い
別バージョンの素敵な人生がパラレルワールドにあると信じています
d0101675_2350245.jpg


ニコール・キッドマンとアーロン・エッカートが夫婦を演じています
彼らはもちろん素晴らしいのですが事故を起こした高校生
を演じている俳優さんが凄くよかった
d0101675_23502977.jpg


ニコールキッドマン演じるベッカのお母さん(彼女もまた10数年前に息子を亡くしている)が

悲しみは消して消えないが 時と共に 小さく 軽くなり
たまに忘れたりしながらもポケットに入れ持ち続けるのだ 

という話をするシーンがとても好きです
娘の悲しみに寄り添いたいのにうまくいかない 
不器用でとてもチャーミングなお母さんでした

あーそれにしても アーロン・エッカートがすき!
やっぱ(アゴが)かっこいいー:)
d0101675_23493869.jpg

[PR]
by mkuke | 2011-11-20 23:54 | Film

夢は第二の人生

元町の映画館にて
『サヴァイビング・ライフ』を見てきました

d0101675_20175397.jpg

中年のサラリーマン、エフジェンは
現実には大して美しくもなく  口うるさい奥さんとの2人暮らしに満足しているものの
夢で出会った美女が忘れられない
精神カウンセリングを受け 意識して夢を見る本を探し出し
会社に行くフリをして夢の中に出かけるようになり・・・

まず監督の制作費がたりなくて・・・みたいな言い訳(?)から始まるこの映画
ほぼ写真のコラージュで作られています
夢と現実の境目 を行ったり来たりするこの映画の不思議な世界を作るのにも
ぎこちなく動くコラージュの登場人物たちは
とても効果的でした
d0101675_20175545.jpg


フロイト ユング スーパーエゴがどうとかこうとか
何か意味があるのだろう鶏の頭をもつ中年の裸のおばさんとか
卵を抱える中年おやじ 割れる卵
意味不明の不条理な世界が展開され
ワルツのリズムに合わせて主人公は常に寝ているものだから
中盤 気がついたら少し寝てしまいました

が 最後はものすごい勢いで
整然と物語がクリアに!!

『夢は第二の人生』
らしいんだけど この映画においては夢こそが本当の人生 って感じでした

うーん 前半のはちゃめちゃに比べて 最後のすっきり具合が半端ない
凄い映画!

でも仕事帰り 疲れた頭の私にはちと長かった・・・

この監督はスパッと短編で見る方が気持ちがいい
のは 私だけ?
[PR]
by mkuke | 2011-11-06 20:21 | Film